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従業員に未回収の売掛金を請求できる?これは労働基準法違反? [人事労務]

従業員に未回収の売掛金を請求できる?これは労働基準法違反?

ある会社の社長から退職する社員が未回収の売掛金を本人に負担させたいと相談がありました。

そもそも、売掛金の管理がずさんな会社で何年も前の売掛金がかなり残っているような状況でした。

そこで、ちょっと調べてみました。


民法715条に次のような記載があります。

(使用者等の責任)

第七百十五条  ある事業のために他人を使用する者は、被用者がその事業の執行について第三者に加えた損害を賠償する責任を負う。
ただし、使用者が被用者の選任及びその事業の監督について相当の注意をしたとき、又は相当の注意をしても損害が生ずべきであったときは、この限りでない。

2  使用者に代わって事業を監督する者も、前項の責任を負う。

3  前二項の規定は、使用者又は監督者から被用者に対する求償権の行使を妨げない。


つまり、従業員にちゃんと指揮監督していて初めて損害賠償の問題が発生するわけで、そうでない場合は会社が負うということになります。

今回のケースは、社長は売掛金管理をしっかりしておらず、仮にしていたとしても、従業員本人に売掛金回収をさせなくても他の従業員や社長本人がしていてもよかったわけです。

しかも、その従業員は休み返上で働いていました。

まあ、減給の規定が労働基準法にはありますが、請求できてもそれくらいでしょう。

(制裁規定の制限)
第九十一条  就業規則で、労働者に対して減給の制裁を定める場合においては、その減給は、一回の額が平均賃金の一日分の半額を超え、総額が一賃金支払期における賃金の総額の十分の一を超えてはならない。


売掛金管理は従業員任せにせず、管理者がしっかりしないといけませんね。
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